ドコモ(Docomo)・au・ソフトバンク(Softbank)の3大キャリアに比べて、格安SIMを契約・利用したほうが料金が安くなると聞きますよね。
良く聞く話では、回線の質が落ちるとか、通信速度が劣るとか、店頭窓口が少ないというと聞きます。
そこで今回は、現在はドコモと契約をしていますが、格安SIMも気になり、色々と話しを聞いてきたのでまとめたいと思います。
目次
格安SIMは回線の質が落ちるの?
格安SIMに変えて気になるのが通話音声の質だったり、通信速度ですよね。
格安SIMを提供しているMVNOは、3大キャリアが独自で持っている基地局の回線をレンタルすることで、契約者つまりはユーザーに回線を提供しています。
そのため、ドコモ・au・ソフトバンクと直接契約しているスマホユーザーと同じ回線を格安SIMユーザーも使っているため、回線の質が落ちるということは無いとのことです。
でも、通信速度は多少遅いみたいですね。
ネットでしか注文・相談できないの?
格安SIMを検討し始めたときに困ったのが店舗が少ないこと。
ネットで契約プランを自分で決めないといけなかったりすると、どのプランが最適なのかが分かりにくいし、故障や設定方法など分からないことを聞きに行ける店舗が少なく、不安を解消できないまま格安SIMを諦めてしまうケースを多いはず。
私と同じような悩みを抱えた人は多いようで、格安SIMを扱うMVNOも家電量販店や店舗を構えて窓口を増やしているようで、実際に話しを聞くことができるようになったのは契約に向けたハードルが一つ低くなったように感じます。
通信速度が遅いからネット・動画を快適に見れない?
格安SIMの店舗で話しを聞いたときには、通信速度が多少遅いとのことでしたが、ネット検索やYouTubeなどの動画を再生しても動きが止まったりすることはありませんでした。
通信速度が遅いと言っても、そこまで繋がりにくいというような状態ではないようです。
ただ、回線へのアクセスが多い朝や夕方の時間帯だと繋がりにくくなることがあるようです。
キャリアと格安SIMではどのくらい料金が違うの?
今のドコモと同じような契約条件にしたとき、格安SIMのUQモバイルの場合だと3,669円も月額費用が安くなる計算になりました。
ドコモから格安SIMに切り替えるときでも、MNP制度で今使っている電話番号を引き継ぐことができます。
格安SIMに切り替えるときには、手続費用が別途掛かります。
格安SIMへの乗り換え時、今の端末は使える?
今、使っている端末も利用することが可能ですが、格安SIMに切り替えるときに、そのMVNOが利用しているキャリア回線が現在の契約と同じキャリアのときと、違うときで異なります。
現在契約しているキャリアと格安SIMが利用しているキャリアが同じときはスムーズに、今使っている端末を使うことができます。
しかし、現在ドコモを使っていて乗り換える格安SIMがauの回線を使っているときにはSIMロック解除が必要になり、対象機種・期間・料金が発生します。
【キャリアと同じ回線を使用しているMVNO】
ドコモ(Docomo):DMMmobile・DTI SIM・IIJmio・LINEモバイル・mineo・NifMo・UQmobile・イオンモバイル・楽天モバイル・・・
au:UQmobile・mineo・IIJmio・BIGLOBEモバイル・Fiimo・QTmobile・Tikimo SIM・J:COM mobile
ソフトバンク(Softbank):b-mobile・スマモバ・nuroモバイル・Y!mobile
【SIMロック解除の条件】
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク |
---|---|---|---|
対象機種 | 2015年5月以降の発売機種 2015年4月以前の発売機種は一部対象 |
2015年4月23日以降に発売された SIMロック解除対象機種 |
2015年5月以降の発売機種 2015年4月以前の発売機種は一部対象 |
条件 | 購入日から100日以上経過 | 購入日後101日以降 | 購入日後101日以降 |
料金 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
SIMフリーのスマホの買い方・選び方
格安SIMに乗り換えるときに端末も一緒に購入することを考えますよね。
【買い方】
SIMフリーのスマートフォンを購入するできる主な場所を紹介します。
・MVNOで端末を購入する
・iPhoneならAppleで購入する
・amazonで購入する
【選び方】
SIMフリーのスマホ本体の種類が多く、どれを購入したほうがいいのか分からないことがあります。
端末代が安いロースペック、購入者が多いミドルスペック、高機能のハイスペックの端末がありますので自分に合ったスマホを選ぶといいです。
選ぶ際には次の4つの性能を比較しましょう。
CPU:作業処理をするための頭脳にあたり、コア数が多いほど性能が高いです。
RAM:作業領域が大きいCPUの能力を発揮できるため数字が多いほどよい。
ROM:データを保存するためのスペースですが、SDカードを追加することで拡張可能です。
バッテリー容量:数字が大きいほど稼働時間が長くなりますが重さも増えます。
格安SIMにしたらかけ放題は必要?
ドコモ・au・ソフトバンクを契約するときには、国内通話し放題プランが標準になっていますが、格安SIMに契約変更したときにもかけ放題をオプション追加したほうがいいのでしょうか。
スマホでの通話時間、使い方によって格安SIMにしてもかけ放題プランが必要になるかも知れません。
特に仕事で使うスマホの場合には、かけ放題プランがないと通話料が高くなることがあります。
LINEでつながっている人同士なら無料通話ができるので、特定の人としか通話が無い人は他のかけ放題プランではなく他の無料通話を検討したほうがいいかも知れません。
【格安SIMのかけ放題プラン】
3分以内の国内通話が無料になるプラン
IIJmio:誰とでも3分 家族と10分 600円/月
BIGLOBE:3分かけ放題 650円/月
5分以内の国内通話が無料になるプラン
楽天モバイル:5分かけ放題 850円/月
J:COM:かけ放題5分 850円/月
10分以内の国内通話が無料になるプラン
nuroモバイル:10分かけ放題 800円/月
DTI:おとくコール10 800円/月
NifMo:10分かけ放題 830円/月
IIJmio:誰とでも10分 家族と30分 830円/月
イオン:10分かけ放題 850円/月
OCN:10分かけ放題 850円/月
24時間国内通話が無料になるプラン
Y!mobile:スーバーだれとでも定額 1,000円/月
イオン:050かけ放題 1,500円/月
OCN:トップ3かけ放題 850円/月※当月の通話料金トップ3のみ無料
OCN:かけ放題ダブル 1,300円/月※10分以内の国内通話が無料、それを超えた分の当月の通話料金トップ3のみ無料
国内通話料金無料が込みのプラン
Y!mobile:スマホプランS/M/L 10分以内の通話無料込み
U-mobile:SUPER TalkS/M/L 10分以内の通話無料込み
UQmobile:おしゃべりプランS/M/L 5分以内の通話無料込み
b-mobile:スマホ電話SIM 5分以内の通話無料込み
動画をギガ数を気にせずに楽しみたい
特定のアプリの使用だけを通信し放題にする「カウントフリープラン」というサービスが増えてきています。
このカウントフリープランを利用することで、例えばYouTubeなどの動画視聴分は容量を気にしなくて良くなったり、スマホゲームの容量を気にしないで良くなったりします。
すべてのMVNOでカウントフリープランが充実していないため、乗り換えるときの選択基準の一つとして考えるといいです。
BIGLOBE:エンタメフリー・オプションはYouTubeやabemaTVなどの動画や音楽の容量を気にせずに利用できるサービスです。
LINEモバイル:LINEフリープランはLINEのトークや通話が使い放題のサービスです。
linksMate:カウントフリーオプションはゲームも対象になるサービスですが、ゲームの種類が特定されていることと対象ゲーム通信量が90%以上オフになるというものです。
家族で格安SIMに乗り換えるなら
家族で格安SIMに変えるのであれば、同じMVNOで契約したほうがメリットがあるかも知れません。
パケット通信量を家族で分け合うことができるプランがあります。
家族全体で月10GB分を契約して家族でシェアするプランや、個別で必要なギガ数を契約して使わなかった分を家族にシェアすることができるプランなどがあります。
使わなかったギガ数は翌月に持ち越すこともできます。
例えば・・・
DMM mobile:10GBを家族3人でシェアするなら4,290円/月
BIGLOBE:20GBを家族5人でシェアするなら8,800円/月
というプランが各MVNOにありますので確認してみましょう。
編集後記
格安SIMのスマホ携帯に、今までも何度か乗り換えようと思っていますが、変えようと思う気にならずにいました。
でも、色々と話しを聞いていたら料金も安くなりそうだし、いいかなぁと思いました。
気になるのは、店舗の少なさですね。
故障したり、ドラブルがあったときにすぐに対応してもらえるかどうかが心配な点ですかね。